堺市スタートアップ実証推進事業についてAbout "Field Trial Support Program"
堺市では、「堺市基本計画2025」に基づき、中百舌鳥エリアを、スタートアップや先進的な研究機関などの集積を促し新たなイノベーションに出会える・生まれるエリアとして位置付けています。このような取組を通じて、地域のイノベーションを牽引する存在としてスタートアップへの期待が高まっています。さらに、2025年開催の日本国際博覧会(大阪・関西万博)は、ビジネスマッチングやプロモーションの好機として、事業の成長や社会実装を後押しする重要な契機と捉えられています。
スタートアップが成長し、地域に根差した実装へとつなげていくためには、創業支援にとどまらず、成長段階に応じた伴走型の支援が求められます。なかでも、製品やサービスの実現可能性を検証するPoC(Proof of Concept:概念実証)や、ビジネスモデルの有効性を見極めるPoB(Proof of Business:ビジネス実証)は、社会実装に向けた意思決定の要となるプロセスです。これらの実証を効率的に重ねることで、限られたリソースの中でもスピーディかつ柔軟に方向性を見極めることが可能となり、より確度の高い事業展開が期待されます。
堺市スタートアップ実証推進事業では、スタートアップをはじめとした多様な事業者による実証プロジェクトを対象に、地域資源や市内フィールドを活用したPoC・PoBの取組を支援します。地域課題の解決や新たな価値の創出につながる取組を広く募集し、堺市におけるイノベーションの創出を促進します。
募集する実証テーマCall for Demonstration Themes
「堺」のフィールドを活用したテーマであることを前提に、下記のいずれかを満たす実証事業を募集します。
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①堺市の社会課題の解決や市民生活の質の向上に資する取組であること。
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②2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に資する取組であること。
実証テーマの参考
実証フィールドの例
堺市関連施設(堺市博物館、堺伝匠館、堺市立スポーツ施設等) 、市内高齢者施設、製造関連事業者、臨海部事業者等
応募資格Eligibility Requirements
下記①~⑤の要件をすべて満たす事業者であること
- ①堺市内で革新的なビジネスアイデアの実証事業を行うスタートアップ(※)等であること
- ②実証事業を行う過程や結果として、堺市内の地域課題の解決への寄与や、市内雇用創出等の地域経済効果をもたらす可能性のある事業計画を有すること
- ③中小企業基本法における中小企業者の定義「資本金の額または出資の総額」「常時使用する従業員の数」のどちらも超えていない企業、スタートアップやベンチャーとして起業をめざす個人事業主・個人(学生を含む)であること。もしくは、第二創業の事業であること。
- ④提案プロジェクトを自ら実施できる事業者であること(所在地は問いません)
- ⑤市税の滞納がないこと(補助金の対象事業者は堺市への補助金申請の際に確認します)
- ⑥本事業の申請内容と同一の事業内容で国又は他の地方公共団体その他公的機関から補助金等の資金助成を受けていない、または受ける予定がないこと(補助金の対象事業者の場合)
(※)経営者自らが革新的な事業に挑戦し、社会に新しい価値を提供したり社会に貢献することによって事業を成長させることをめざし(成長志向)、堺市内で新たなビジネスアイデア等の実証に取り組む民間企業等の事業者をさします
対象者支援内容Support Provided
※原則として大阪府堺市をフィールドとし、選定したビジネス提案内容における効果検証のための実証機会(場所・環境等)の提供やホームページ・SNS等でのPRを行います。ただし、必ず実証機会を提供できるとは限りません。なお、実証機会の提供にあたり協力機関・協力企業への調整は、支援対象事業者決定後に別途個別に行うものとします。