堺市スタートアップ実証推進事業についてAbout "Demonstration Promotion Project"
堺市では「堺グランドデザイン2040」において、中百舌鳥エリアを「スタートアップを生み育み、新たなイノベーションに出会えるエリア」とするビジョンを掲げ、市内外からイノベーティブな人やアイデアが集まる仕組みづくりを進めています。堺市のイノベーションの牽引役としてスタートアップが担う役割への期待が高まっている中、2025年に開催される『日本国際博覧会(大阪・関西万博)』は、ビジネスマッチングやプロモーションなど、スタートアップにとってはビジネスの拡大や成長につながる重要な機会です。
スタートアップ支援にあたっては、企業の成長段階に応じた支援が重要となり、創業段階を越えたスタートアップに対しては、プロジェクトの成否を事前に判断できるPoC(プルーフオブコンセプト:概念実証)や、ビジネス上の効果を見極めるPoB(プルーフオブビジネス)が重要だと考え、実証サイクルをできるだけ早くかつ効率的に回すことができるよう支援することが必要となります。
堺市スタートアップ実証推進事業 では、百舌鳥古墳群や茶の湯文化などに代表される豊かな歴史・文化資源、刃物・自転車などに代表される高度な生産技術を有する企業が集積している点など、「堺」ならではのフィールドを活用し、地域課題の解決や新たな価値の創出につながる取組を広く募集し、堺市におけるイノベーションの創出を促進します。
募集する実証テーマDemonstration theme
「堺」のフィールドを活用したテーマであることを前提に、下記のいずれかを満たす実証事業を募集します。
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①堺市の社会課題の解決や市民生活の質の向上に資する取組であること。
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②2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)のテーマ「いのち輝く未来社会のデザイン」に資する取組であること。
実証テーマの参考
実証フィールドの例
堺市関連施設(堺市博物館、堺伝匠館、堺市立スポーツ施設等) 、市内高齢者施設、製造関連事業者、臨海部事業者等
応募資格Qualification requirements
下記①~⑤の要件をすべて満たす事業者であること
- ①堺市内で革新的なビジネスアイデアの実証事業を行うスタートアップ(※)等であること
- ②実証事業を行う過程や結果として、堺市内の地域課題の解決への寄与や、市内雇用創出等の地域経済効果をもたらす可能性のある事業計画を有すること
- ③中小企業基本法における中小企業者の定義「資本金の額または出資の総額」「常時使用する従業員の数」のどちらも超えていない企業、スタートアップやベンチャーとして起業を目指す個人事業主・個人(学生を含む)であること。もしくは、第二創業の事業であること。
- ④提案プロジェクトを自ら実施できる事業者であること(所在地は問いません)
- ⑤市税の滞納がないこと(補助金の対象事業者は堺市への補助金申請の際に確認します)
- ⑥本事業の申請内容と同一の事業内容で国又は他の地方公共団体その他公的機関から補助金等の資金助成を受けていない、または受ける予定がないこと(補助金の対象事業者の場合)
(※)経営者自らが革新的な事業に挑戦し、社会に新しい価値を提供したり社会に貢献することによって事業を成長させることをめざし(成長志向)、堺市内で新たなビジネスアイデア等の実証に取り組む民間企業等の事業者をさします
対象者支援内容support
※原則として大阪府堺市をフィールドとし、選定したビジネス提案内容における効果検証のための実証機会(場所・環境等)の提供やホームページ・SNS等でのPRを行います。ただし、必ず実証機会を提供できるとは限りません。なお、実証機会の提供にあたり協力機関・協力企業への調整は、支援対象事業者決定後に別途個別に行うものとします。